過労死 | 奈労連・一般労組支援 上田公一

医師の残業、過労死ライン2倍…日赤病院が協定

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

医師の残業、過労死ライン2倍…日赤病院が協定

1/15(月) 12:52配信より引用掲載

読売新聞

 日赤医療センター(東京都渋谷区)が、医師20人に労使協定(36協定)の上限を超える違法な残業をさせていたとして、渋谷労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、同病院への取材でわかった。

 36協定に基づく残業時間の上限も月200時間と、厚生労働省が「過労死ライン」とする月100時間の2倍となっているため、同病院は今後、協定内容を見直すとしている。

 同病院によると、常勤医は約260人で、毎年9月に36協定を締結。特段の事情が発生した場合の残業時間を「1か月200時間、年間2000時間」と規定している。しかし、2015年9月からの1年間で、月200時間を超えた医師は、小児科や外科などを中心に、4回が2人、2回が3人、1回が15人だった。体調を崩した人はいなかったという。


医師の残業、過労死ライン2倍…日赤病院が協定

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

医師の残業、過労死ライン2倍…日赤病院が協定

1/15(月) 12:52配信より引用掲載

読売新聞

 日赤医療センター(東京都渋谷区)が、医師20人に労使協定(36協定)の上限を超える違法な残業をさせていたとして、渋谷労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、同病院への取材でわかった。

 36協定に基づく残業時間の上限も月200時間と、厚生労働省が「過労死ライン」とする月100時間の2倍となっているため、同病院は今後、協定内容を見直すとしている。

 同病院によると、常勤医は約260人で、毎年9月に36協定を締結。特段の事情が発生した場合の残業時間を「1か月200時間、年間2000時間」と規定している。しかし、2015年9月からの1年間で、月200時間を超えた医師は、小児科や外科などを中心に、4回が2人、2回が3人、1回が15人だった。体調を崩した人はいなかったという。


県教委職員、勤務中倒れ死亡=残業月120時間―新潟

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

県教委職員、勤務中倒れ死亡=残業月120時間―新潟

 

1/10(水) 12:17配信より引用掲載

 

時事通信

 

 新潟県の米山隆一知事は10日の定例会見で、教育委員会の40代の女性職員が勤務中倒れ、その後死亡したことを明らかにした。

 女性の昨年12月の時間外勤務は約120時間で、過労死も疑われる。米山知事は「因果関係そのものは分からないが、時間外勤務が多いのは間違いない。勤務時間の改善をしたい」と話した。

 県教委によると、女性は高等学校教育課で県奨学金の審査などを担当。昨年11月の時間外勤務は月約100時間、同12月は約120時間で、厚生労働省が過労死認定の目安としている月80時間を超えていた。昨年12月29日〜今年1月3日の閉庁日にも延べ数時間登庁し、事務作業をしていたという。 


過労で命絶った28歳 訴訟を経ず遺族と会社側が和解

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

過労で命絶った28歳 訴訟を経ず遺族と会社側が和解

12/29(金) 5:02配信より引用掲載

朝日新聞デジタル

 自動ドア販売・施工会社の男性社員(当時28)が4年前に自ら命を絶ったのは、連続勤務や残業などでうつ病を発症したためとして、東大阪労働基準監督署(大阪府東大阪市)が労働災害(過労自死)と認定していたことがわかった。認定後、遺族は会社側に賠償責任を問う訴訟の準備に入ったが、会社側は遺族と交渉を重ね、再発防止策や解決金の支払いなどで今月、遺族と合意した。

【写真】勤めていた「ナブコドア」本社=大阪市西区、阪本輝昭撮影

 遺族側代理人で「自死遺族支援弁護団」(大阪市)事務局長の生越(おごし)照幸弁護士によると、訴訟を経ず企業が過労死・過労自死の責任を認めて謝罪、遺族側と再発防止などで合意した事例では、電通が社員だった高橋まつりさん(当時24)の遺族と合意を交わしたケースがあるが、異例という。

 亡くなったのは、自動ドア「NABCO」の販売・施工会社「ナブコドア」(大阪市西区)の社員だった木村大輔さん=大阪府四條畷市。入社6年目の2014年1月に死亡した。

 遺族は、木村さんが当時、大型商業施設改装の担当になり、他にも20件以上現場を抱える過重労働の状態だったと主張。東大阪労基署に労災認定を求めた。

 労基署は昨年10月、深夜勤務3回を含む12日間の連続勤務があった▽その後、30日間単位の時間外労働が計100時間以上に達した――などと認め、仕事が原因となってうつ病を発症した労災と認定した。

 ナブコドアは裁判外で早期和解を図りたい意向を遺族側に伝え、今年7月に社長らが仏前で謝罪。その後、会社は「(木村さんの死は)労働時間や業務の軽減を怠り、漫然と過重労働をさせた結果」と責任を認め、長時間労働防止や職場の支援態勢作りなどに取り組むことを盛り込んだ合意書を遺族側と交わし、和解した。

 ナブコドアは取材に「労災認定を重く受け止めている。長時間労働や業務負担について、会社として十分に把握しきれていなかった」と説明。現在は従業員を大幅に増やし、管理職への研修や労働時間を把握するためのシステム構築などに取り組んでいるという。

 森岡孝二・関西大名誉教授(企業社会論)は「裁判で会社と遺族が正面から争う展開になれば、遺族は二重の苦しみを負う。過労死問題への社会の視線が厳しさを増す中、今回の(ナブコドアの)対応は迅速な措置といえ、他企業への影響も大きい。企業が日頃から社内で徹底しておくべき内容だともいえる」と話す。(阪本輝昭、荻原千明)


 ■会社と遺族側との合意書骨子

・木村大輔さんの死は会社が漫然と過重な労働に従事させた結果であり、会社の業務と安全配慮義務違反が原因だと認める

・遺族に悲しみと精神的苦痛を負わせたことについて謝罪する

・会社は社員の労働時間をタイムカードなどの客観的記録で正確・厳格に把握する。時間外労働は月60時間を超えないように努める

・職場の支援・協力態勢を整え、社員一人に過重な負担がかからないよう軽減措置をとる

・2022年まで年1回、大輔さんの父・孝夫さんに再発防止の取り組み状況を報告する

・遺族へ解決金を支払う

朝日新聞社


いなげや過労死、慰謝料求め提訴 「遺族と向き合わない会社に憤り」

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

いなげや過労死、慰謝料求め提訴 「遺族と向き合わない会社に憤り」

12/28(木) 9:04配信より引用掲載

産経新聞

 スーパー大手「いなげや」の志木柏町店(埼玉県志木市)の男性社員=当時(42)=が過労死した事件で男性の両親が27日、会社側に慰謝料など約1億655万円を求めて東京地裁に提訴した。いなげやでは平成15年にも20代男性が過労自殺しており、遺族側はサービス残業の実態調査や再発防止策を求めて会社側と話し合いを希望したが、満足な回答が得られず提訴したという。

 訴状などによると、男性は23年から志木柏町店で働き、食料品の発注や棚卸しを行うチーフをしていた。26年5月25日、勤務中にろれつが回らなくなり入院。6月2日に仕事に復帰したが、3日後に勤務終了後に店舗駐車場で倒れているところを客に発見され、同月21日に死亡した。

 同店ではサービス残業が常態化しており、さいたま労働基準監督署は28年6月、日時が特定できない労働や早朝、深夜の不規則な勤務があったとして過労死を認めた。

 提訴に当たり、両親は「労災が認められても遺族と向き合ってくれない会社の対応に憤りをもっている」とコメント。いなげやは「訴状内容を確認していないので、コメントは控えたい」としている。


部下の残業肩代わり、うつに…自殺 ホンダ系店長、労災

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

部下の残業肩代わり、うつに…自殺 ホンダ系店長、労災

12/19(火) 19:34配信より引用掲載

朝日新聞デジタル

 ホンダの子会社「ホンダカーズ千葉」(本社・千葉市中央区)の自動車販売店の男性店長(当時48)が昨年12月に自殺したのは、長時間労働などによるうつ病が原因として、千葉労働基準監督署が労災認定していたことがわかった。認定は今年6月16日付。遺族の代理人弁護士が19日、明らかにした。

 男性は2015年3月、千葉市内にオープンした店の店長になったが、部下の残業を減らすために代わりに残業するなど長時間労働を続けたという。同年6月に行方がわからなくなり、2カ月後に戻ったが、ストレス性うつ状態と診断された。同年8月、無断欠勤などを理由に書面で懲戒解雇を通知され、昨年12月20日に自殺した。

 代理人弁護士によると、千葉労基署は(1)店のオープンの準備期間が短く焦りや不安を生んだ(2)時間外労働が80時間を超える月が2回あった(3)13日連続や17日連続の勤務をしていた(4)3カ月連続の赤字でノルマを達成できなかった――などが原因でうつ病を発症したと判断し、労災と認めたという。

 男性の妻は19日、代理人弁護士を通じて「中間管理職に負担が来てしまうことがあると思います。(会社に)重く受け止めて対処してほしい」とコメントを出した。遺族側はホンダカーズ千葉に未払いの残業代や慰謝料などを求める訴訟を千葉地裁に起こしている。

 千葉労基署は取材に「個別の事案には答えられない」、ホンダカーズ千葉の代理人弁護士は「係争中のためコメントできない」としている。

 労働問題に詳しい森岡孝二・関西大名誉教授(企業社会論)は「働き方改革が叫ばれ、残業させない風潮が広がっているが、働き手は増えず、仕事も減らず、中間管理職は負担が増えている」と指摘。そのうえで「管理監督者の労働時間を会社がしっかりと把握する必要がある」と話した。(滝口信之)


■男性の妻「中管理職に負担」

 長時間労働などが自殺の原因として、労災認定された「ホンダカーズ千葉」の男性店長の妻は19日、代理人弁護士を通じてコメントを出した。主な内容は以下の通り。

     ◇

 亡くなって1年が経ちますが、毎日苦しい気持ちで、前に進めていない感じがします。中間管理職に負担が来てしまうことがあると思います。上と下の間の人にしわ寄せが来る状態です。会社のあり方を考えて、重く受け止めて対処してほしいです。


上司や同僚の「いじり」で、線路に飛び込みそうになる女性たち

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

上司や同僚の「いじり」で、線路に飛び込みそうになる女性たち

10/27(金) 8:00配信より引用掲載

現代ビジネス

死のうとして飛び込もうとした

 今月頭、電通の労働基準法違反事件の初公判が行われた。東京地検の強制捜査を受けて略式起訴されたことを受けたもので、争われているのはあくまでも違法残業についてだ。長時間労働は様々な弊害をもたらす。違法残業はなくなるべきだ。ただ、メンタルヘルスや過労自殺の問題を扱うときに、忘れたくないのがハラスメントに対する視点だ。職場でのいじりやハラスメントが命を奪うこともありえる。

 スカイプで、ハラスメントを受けた経験のある女性たちにインタビューをしはじめた今年5月。最初のインタビューは、以前から面識があった後輩で、メーカー勤務のアキラさんだった。一連の質問を終え、最後に、社内でセクハラホットラインに連絡を促すとか、転職を促すとか、何か具体的に脱出するための一歩を一緒に考えてからスカイプを切ろうと思って私はこう言った。

 「さて。何か、打開するためにできることはありますかね。これは質問ではなくて、一緒に考えられたらと思うんだけど……。何かアクションを起こす、声をあげるということをしたほうがいいくらい、今、辛い状況ではないですか? 

 このときまで、事の深刻さにまだ私は鈍感だったと言わざるを得ない。

 「今は元気なので」とアキラさんは笑った。「私の中で解決したから」。

 「それって解決したの……? 職場の雰囲気は変わってないんだよね? 

 「解決……全然してないんですけどね」。

 そこから出てきたのは、私の思っていた以上に深刻な事態だった。上司・同僚の態度や雰囲気は今も変わっていない。部署異動もしていない。ただ、アキラさんが「私の中で解決した」というのは、彼女側が精神的にギリギリのところまで追いつめられるような状態ではなくなった、という意味だった。

 取材した時期からさかのぼること1年、2016年の5月。メーカーで営業として働いていたアキラさんは、第3回の記事で書いたように、上司や先輩男性からの度重なる「いじり」を受けており、次第に涙が止まらなくなっていた。

 ある日、駅のホームで線路に飛び込もうとする。通りすがりの人に腕をグイッと掴まれ、「やめな、そういうの。若いんだから」と言われたという。

 「腕をつかまれてハッと我に返ったの? 

 「いや……我に返ったというかんじじゃないんですけど……そう言われて、そうだなと思ってはい、わかりましたって…」

 つまり、ぼーっとして気づいたら飛び込もうとしていたというよりは、死のうとして飛び込もうとしていたという。

 「当時、相談できた先輩が1人いたんですけど、病院に行けって言われて『病院に行って診断されて休職ってなったら、またそれで馬鹿にされるから嫌です』って言ったくらい、私、判断力落ちてたんですよ」。

 からからと笑うスカイプ越しの声。実際に目の前にいてもそうはできなかったかもしれないけれど、抱きしめられない距離にもどかしさを感じた。その腕をつかんだ誰かがいなかったら。そう思うとぞっとした。私は今アキラさんと話していないかもしれない。心底、その誰かがいてくれてよかったと思った。

 

高橋まつりさんに自らを重ねる女性達

 アキラさんの当時のTwitterやLINEを見せてもらった。

----------
楽しいとか辛いとか疲れたとかいう感情は、その人が積み重ねてきた人生によってどんな時どういうレベルで感じるか異なる絶対的なものだと思っているので、「お前より大変な人はたくさんいる」「俺が若い頃はもっと辛かった」と言うおじさんたちがどこで辛いの相対評価基準を会得したのか本気で知りたい(非公開Twitter)
----------

----------
はあもう死にたい もうむりだー。向いてない、とか向いてないと思っちゃいけない、とか できない、とかできないのは自分のせい、とか、誰も救ってくれる人いないとか、救ってくれる人いないのは自分のせいとか人に甘えちゃいけないとかむりです。わたしはいま「いま死んだら、まったく最近の子は弱いねと思われるいやだ」の気持ちだけをモチベーションにいきてます(彼氏宛のLINE)
----------

----------
暗い顔すんなって怒られたんだけど、自分がしてることが誰も喜ばせてないと感じてるのに明るい顔できない笑 (彼氏宛のLINE)
----------

----------
上司の上司で尊敬してる人に「君は女性として魅力的じゃないよね、俺が魅力的だと思うのは◯◯さんとか◯◯」と言われたので資格とったらこの会社辞めようと思う(非公開Twitter)
----------

----------
わたしが死んだらYさん(彼氏の名前)不幸だよね。(彼氏宛のLINE)
----------

 一瞬、ニュースでみた、過労自殺をした電通社員、高橋まつりさんのツイッターかと思ったほど、2人のTwitterの雰囲気は似ている。それもそのはずだった。

 「まつりさん、知り合いです。仲良くて……直前までやりとりしてましたから」

 アキラさんは、つぶやいた。

 彼女は、実は亡くなった高橋まつりさんの1歳年下の友人であった。同じ年に社会人になり、「同じような男職場で、パワハラセクハラつらいよねって」非公開のTwitterでやりとりをしていたという。

 アキラさんがホームから飛び降りそうになったのは、2016年5月。就職してから励まし合っていた高橋まつりさんとは、半年ほど連絡が取れなくなっていたころだったという。「前の年の12月にぱたっと連絡とだえて、忙しいのかな、どうしたのかなと思ってたんですよね……」。

 アキラさん自身は遠距離恋愛中だったというが、上記LINEの1週間後である6月、アキラさんの彼氏は心配してアキラさんのところに駆けつけている。そのときの彼氏宛のLINEはこうだ。「遠いところ来てくれてありがとうね。のんびり充実しててほんとよかったね。途中しょぼしょぼしててごめんね。がんばる!」。こうした存在がいなかったら、頑張れなかったかもしれない。

 8月の夏休みで少し落ち着いたというアキラさんは、同10月にまつりさんの件を報道で知った。「……それ(報道を見たこと)もあって、ああ死んじゃだめだって思いました」。今は飲み会に極力参加しないようにし、職場の人たちとは心理的距離を置くようになったという。

 本シリーズに出てくるアイリさんも、高橋まつりさんと面識があった。

 「(亡くなったことはもう少し前から知っていたが)まつりちゃんの報道を見たときが一番ショックでした。そこで初めてTwitterで書かれてることとかも知って、自分も同じようなこと書いてるんですよね。Twitterに“働くために生きてるのか、生きてるために働くのか”とか。私も危なかったな、一歩間違ってたら、って……東大卒女性、ってニュースで流れるたびに、自分のことのように感じていました」

 他にも、第1回の記事を書いて以降、私のもとには、彼女と直接面識はないものの、高橋まつりさんに自らを重ねる女性達からのメッセージが届いている。医師に「あなた飛び込みますよ」と言われたマリナさん(前回記事)もその1人だ。そのうちの何人もが言う。「問題なのは、長時間労働だけではない。むしろハラスメントのほうだと思います――」と。

 

女性特有の要因

 ハラスメント、過労死、メンタルヘルス…様々な資料を読み漁る中で、『働く女性のストレスとメンタルヘルスケア』という本に出会った。精神科医である丸山総一郎氏が編者となり、医学的観点に弁護士や企業人事の筆者も加えた良書で、企業人事は必読と感じた。

 この本によると、2012年の「労働者健康状況調査」(厚生労働省)で、「職業生活で悩みやストレスがある」と回答した女性労働者の割合は61.2%。調査開始の1982年以来、この年初めて男性(60.1%)を上回っている。

 精神障害の労災補償状況から発病の原因となった職場の出来事で、女性の割合が比較的高いのは「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、または暴行を受けた(いわゆるパワハラ)」「セクシュアル・ハラスメントを受けた」「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」という項目だ。

 この本に収録されている水野・張論文によると、特に働く女性は「業務の性質よりも職場での対人関係にストレスを感じやすく、それが精神障害発症の危険因子になる」「制度や手続き上の不公平性より、自分が組織の中で他の人と等しく公平に尊重されて扱われていない」と感じる不公平性が労働者のうつ病発症の鍵となる」という。

 これに加え、「ライフステージに応じた多様な役割を担い、多様なストレスや役割間のバランス調整に伴う負担、ライフサイクルに応じた心理的課題に同時に直面する」ことが女性ならではの要因とされている。

 男性に問題がないということが言いたいわけではない。男性のほうが長らく過労やパワハラに晒され、実際に自殺者も多い。ただ、女性特有のメンタルヘルス要因があること、そして女性のうつ病や自殺防止の対策の必要性がこの本では語られている。

 女性管理職の育成も結構。ダイバーシティ研修も結構。でも、足元で、もっとごく基本的なジェンダーについてのハラスメントがはびこっていないかについて、今一度企業は見直してほしい。

 

ジェンダーハラスメントが組織の生産性を下げる

 容姿や服装について美しさを求められ、それが相手を満足させるものでなければいじられる。それがライフイベントに対する不安につながり、精神をやられていく――。

 ただでさえ仕事と家庭の両立に悩む環境にある女性たちが、職場でも「女性だから」という理由で何らかの役割を負わされてしまう状況が日本の職場にはまだ確かにある。これはセクシャルハラスメントの範疇に収まらず、「ジェンダーハラスメント」(性役割の強要)とも呼ばれる。

 取材をする過程で、「いじる側だってちゃんと言う相手は見極めている」「本当にデキない人にお前はデキないとは言えない。いじられてるのは、認められてる証拠」という加害者、あるいは傍観者側の論理を聞くこともあった。でも、それが積もり積もって相手を破壊していたら。それは職場のコミュニケーションの潤滑油を通り越して、個人及び組織の生産性を明らかに下げる。

 「気を使ってばかりで言いたいことも言えない職場は息苦しい」という声もちらほら聞く。しかし、言うべきことが言えないのと、相手の人格や外見を否定しないことはまったく別問題だ。人を傷つけないと息苦しくなるような病理があるとしたら、それは別の方法で解決される必要があり、職場はストレス発散の場所ではない。

 日本企業とは、ある程度プレッシャーをかけながら年功序列でピラミッド型組織を作っていくために、同期を競争させ、ふるいにかけていく側面がある。社内政治もあるだろうし、多少のことは乗り越えられる人材だけ残ればいいということなのかもしれない。

 だとしても、私たちはどれだけ強くないといけないのか。そして、こうしたハラスメントは生産性をどれだけ下げているのか。今一度、ハラスメント、そしてメンタルヘルスを傷つけることの個人として組織への被害の大きさに目を向けてほしい。

 被害を受けている人には、やはり全力で逃げてほしい。私が取材した人たちの中には、休職、退職をしている人たちも多かったが、夏休みなどで職場の人間関係や社内政治を相対化して客観的に見ることができるようになり、辛い状況を脱することができたという人もいる。

 長時間労働職場では休みを取ること自体が難しいという現実があるとは思うが、何とか自分を責めたり、絶望したりすることから逃げ出してほしい。命より大事なものはない。

 *中野円佳さん「『コイツには何言ってもいい系女子』が密かに我が身を切り刻んでる件」シリーズバックナンバーはコチラ

 http://gendai.ismedia.jp/list/series/nakanomadoka

中野 円佳


過労死自殺訴訟で和解成立 会社側が過重労働を認める

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

過労死自殺訴訟で和解成立 会社側が過重労働を認める

朝日放送 10/16(月) 19:30配信より引用掲載

 

システム開発会社に勤めていた男性が、うつ病を発症して自殺したのは過重労働が原因だとして遺族が訴えていた裁判で、会社側との和解が成立しました。

男性の長男は会見で、「人がひとり死んでしまっているという事実を受け止めていただいてもらって、労働時間だったり、そういうのを管理をしていただけたらと思っている」と話しました。大阪市のシステム開発会社「オービーシステム」のシステムエンジニアだった男性(当時57)は、2014年、単身赴任先の千葉県のマンションから飛び降り、死亡しました。労働基準監督署の調査で、自殺するまでの半年間に過労死ラインを上回る月120時間から170時間の残業を強いられていたことがわかり、男性は、うつ病の発症による過労死だったと認定。男性の遺族が会社と上司らに対し、およそ1億4000万円の賠償を求めて訴えを起こしていました。裁判は16日、会社側が過重労働を認め、解決金を支払うことなどで和解が成立。会社側は遺族に対して正式に謝罪するとともに、今後の再発防止を約束しています。

朝日放送


火葬を前に婚約者が指輪 NHK記者、結婚間近に過労死

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

 

火葬を前に婚約者が指輪 NHK記者、結婚間近に過労死

10/13(金) 21:14配信より引用掲載

朝日新聞デジタル

 日本放送協会(NHK)の記者だった佐戸未和(さど・みわ)さん(当時31)が4年前に過労死していた問題で、佐戸さんの両親が13日、東京都内で記者会見を開いた。


 「かけがえのない宝、生きる希望、夢、そして支えでした。娘亡き後、私の人生は百八十度変わり、心から笑える日はなくなりました」。母は娘を失った悲しみを口にした。

 「未来に平和を」という意味を名前にこめた。3人きょうだいの長女で、弟や妹の面倒をよくみる孝行娘だったという。05年にNHKに入局。鹿児島放送局での勤務を経て、10年に東京・渋谷の首都圏放送センターに異動した。亡くなった当時は東京都庁の記者クラブに在籍。5人の担当記者の中で佐戸さんが最も若く、「人間関係が希薄だ」とぼやいていたこともあったという。母は、過労死の原因の一つに「チームワークの悪さがあったと思う」と指摘した。佐戸さんは近く結婚する予定で、遺体を火葬する前、婚約者がその指に指輪をはめたという。

 渋谷労働基準監督署は、死亡前1カ月間の時間外労働(残業)を159時間と認定した。父は携帯電話や業務用のパソコンを調べたところ、残業は209時間にのぼったと指摘。「なぜ(長時間労働が)放置されていたのか理解できない。労働時間管理はきっちりやるという職制の意識、組織のルールが厳格なら未和は死なずに済んだはずだ」とNHKの労務管理を批判。「未和は記者として、自分の過労死の事実をNHKの中でしっかり伝え、再発防止に役立ててほしいと天国で望んでいると信じている」と述べた。

 会見の最後、母は集まった記者に呼びかけた。「この場に未和と同業の記者の皆さんがいらっしゃる。自分のこととして考え、未和のような過労死で亡くなるということが絶対にないようにしていただきたい」(牧内昇平)

朝日新聞社


<NHK過労死>「労働時間管理しっかりやれば…」両親会見

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

<NHK過労死>「労働時間管理しっかりやれば…」両親会見

10/13(金) 15:53配信より引用掲載

毎日新聞

 NHK記者の佐戸未和さん(当時31歳)が2013年に過労死した問題で、佐戸さんの両親が13日、記者会見し、「労働時間の管理をしっかりやれば、死なずに済んだはず」と訴えた。NHK側が両親に謝罪したのは、亡くなってから4年以上が経過した今年9月だったという。

 NHKによると、佐戸さんは13年7月に自宅でうっ血性心不全で亡くなり、渋谷労働基準監督署が14年5月に労災認定した。直前1カ月の時間外労働は、過労死ライン(直前1カ月100時間)を上回る159時間に達していたと認定された。【古関俊樹】


calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM